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ブライダル業界のなかのプラスワン・プランナー

・ブライダル業界の光と闇

「やりがい搾取」という闇は長らく、
「すべては新郎新婦の幸せのために」という光の裏に埋もれてきました。
そもそもが夢と情熱をもって飛び込んできたこの業界に、
深刻な理想と現実の差を感じ、疲弊しきって辞めていく悪循環が後を絶ちません。


やってもやっても終わらない「永遠労働」のループが疲労とクレームを生み出す根源ともなり、
それらはすべて「自己管理」と「自己責任」とに置き換えられ、
この先の希望と光を感じられず業界を離れていく人を私たちは何人も見てきました。
そこに襲いかかってきたコロナ禍・・・


結婚式をする人が一時的に激減し、必然的に仕事がなくなり、
この仕事を続ける意味を見失った人も多く出ました。
でもこれは逆に、プランナーの働き方改革の口火を切ることにもつながりました。

・仕事単位という概念

コロナ禍により、この業界を離れた人も多くいます。
もちろんこの仕事が大好きで残った人もたくさんいます。
異なる人の事情を尻目に現れた本質。
無駄なものが削ぎおとされ、本当に大切なことが見直された結果、生まれてきた働き方・・・

それは場所や時間にとらわれない働き方が、
ブライダル業界でもできるという「証明」でもありました。

自宅にいてもカフェにいても、対面でなくても打合せや事務処理ができるという働き方。
事務所や会場に行かなくてもプランナーの仕事ができるという本質的概念。
それこそが、新郎新婦1組という「お仕事単位」でプランニングができる「新しい働き方」でした。

・持続的で健全=永遠労働に終わりを告げる

しかしいまだ多くの婚礼施設で、多くのプランナーがいまだに、
「やってもやっても終わらない永遠労働」のもと、「やりがい搾取」に人生を消費しています。
そのほとんどが女性であり、たいていは新卒の若年層であり、
持続的でも健全でもない働き方に、貴重な一生のひとときを浪費しています。

これはブライダル業界が一般的にブラックな仕事で、
すべての婚礼施設が「やりがい搾取」をしているという意味ではありません。
この業界の多くは、しばしば「女性が輝く社会」となる機会を創出してきました。
多くの婚礼施設やそこで働く人々が健全で誠実、
且つ人道的な労働環境の構築に努力していることも事実です。

・ブライダル業界におけるプラスワンプランナー

「プラスワンプランナーのフリープランナー
=プラスワンと委託関係を結び、様々な婚礼施設で働く多くのフリープランナー」
は仕事の量と質に応じた公正な委託料と適正なサポートを受けています。
登録プランナーの多くがプラスワンの価値観を共有し、
働く場所や形は違えど仕事の本質=やりがいを重視し、
「永遠労働でない持続可能な働き方」に積極的に取り組んでいます。
この5年間をみても離職率は1割にも満たず、
その一方で毎月平均10人の応募メールを受け取っています。

数多の婚礼施設や大企業と異なり会場自体は所有しておらず、
また無意味な一等地の事務所などのいずれも所有していません。
私たちが行っているのは「持続的で健全な働き方」ができる婚礼施設の確保とプランナーの確保、
そしてその両者に対する適切なサポートオンリーです。
こうした事業領域が私たちの強みであり、この領域に強みを「選択と集中」しています。
この事実は、プランナーに対しても婚礼施設に対しても、
誠実で責任感をもつ私たちにとって最重要の事項です。

・プラスワンプランナーの「選択と集中」

新しい取引先=婚礼施設を検討するとき、
または既存のそれを再考するとき、
私たちは会場のクオリティ、財政基盤、適切な新郎新婦の受注数、
公平な委託料などのビジネス要件と同等に、
「プランナーにとって持続可能的であるかどうか」を問います。
そこに判断材料を「選択と集中」しています。


よって、それに反するような企業態度をもつ婚礼施設とのお取引には拒否権を行使します。
また、プランナーの選考基準も明確で、「誠実で健全且つ責任感のある持ち主かどうか」を問い、
そこに選考判断を「選択と集中」させています。
また私たち自身が「誠実で健全かどうか」も、
適宜双方のコミュニケーションを深化する過程で問うています。
こうすることで、婚礼施設とプランナーと私たちの3者間での「相互責任」と「連帯」が生まれます。

私たちは働き方においては、この「連帯」こそが最重要にして特別な課題だと考えています。
なぜならそれは「自己責任」とは相対する概念だからです。
私たちは「連帯」を通じ、企業の社会的責任を真摯に誠実に追求していきたいと考えます。

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