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人はなぜ、会社を辞めるのか?

プラスワンプランナーの高橋です。

唐突ですが、
今回は、「人はなぜ辞めるのか?」をテーマにしたいと思います。

まず結論から端的に言います。

これは完全な持論ですが、

「しんどいから」

これに尽きるのではないかと、
私は思います。

・人間関係
・薄給
・待遇
・仕事内容

もちろん、いろいろな複合的な要因があるのは間違いないです。

ですが究極的にはやはり、

「しんどいから」

これは根本の部分でもっとも大きいのではないでしょうか?

ですが、この「しんどいから」という理由は、
かなり「自己都合」な面も含まれているので
人にはなかなか言いにくい理由でもあります。

なので、表向きはいろいろと理由づけをすることで、
もっともらしい「辞める理由」を探して
退職していく…

これは結構、当てはまると思います。

誤解を招いてはいけないので言っておきたいと思いますが、
弊社は「究極のホワイト企業」を目指している会社です。

なので、

・人間関係の悪さ
・パワハラ
・薄給
・イジメや差別

こうしたことは社会正義の観点から断じて許容しておりませんし、
こうしたことが絶対に退職理由にならないように
会社運営を心がけています。

ここはもっとも大事な部分なのであえて強調させていただきます。

事実、弊社の離職率は極めて低く、
ここ10年ほど、
期間契約や取引先変更などの事由を除いて、
ほとんど離職者はいません。
(もちろん、0ではないですが…)

ではなぜそうしたことが可能になるのだろうか???

と会社運営をする身なりに、
自問自答した結果、

「しんどくないから」なのではないかな?

と考えるに至りました。

少し語弊がありそうですね。

正確には、
「あまり、しんどくないから」というのが正直なところです。

どういうことかというと、

・個人に過度に業務集中しないようにしている
・社内情報の共有を徹底している
・残業はほとんどない(あっても結構少ない)

こうした点に留意して仕事を進めている、ということです。

ちょっと具体的に見ていきます。

・個人に過度に業務集中しないようにしている

まずはこれですが、
「属人的仕事」を徹底して排除しています。

仕事のほとんどは、
よほどの特殊領域を除いて、
「その人しかできない」なんてことは少ないと思います。

なので、「全員がある程度、それなりに全ての仕事ができる」ように、
「マルチスキル化」を進めています。

トヨタなどでいうところの、多能工ですね。

そしてそのためには、

・社内情報の共有を徹底している

つまりは全員が、仕事に関して一定の共通した情報を共有している必要があり、
これを朝礼や昼礼で徹底するようにしています。

これをすることでムダが省かれるので、結果、

・残業はほとんどない(あっても結構少ない)

ということにつながります。

するとどうなるか…

「あまり、しんどくない」ということにつながります笑

また、仕事の「属人化」を排し、
「マルチスキル化」を進めるということは、
みんなができることの幅が広がるので
それぞれに主体性とやりがいと協力精神が生まれ
自発的なスキルアップを目指すようになります。

また、誰かが困っていると、
「自分もその仕事ができるから手伝おう」という意識につながり
結果的に能率が上がり、残業が少なくなります。

時間内にみんなで協力して仕事を終えようという
いい意味での一致団結精神が生まれます。

またこれを可能にするためにしていること…

それは、「責任者は責任をとる」ということです。

これは一見当たり前に思うかもしれないですが、
現在の日本社会全体の風潮や空気としては、
「トップは責任をとらず、末端に押し付けられる」というのが主流と思います。

これはなぜかというと、
「責任者と現場との乖離」から生じます。

責任者は現場を全く知らないにも関わらず、
机上の空論で現場に負担を押し付け、
その責任者の周囲には「イエスマン・指示待ちマン・忖度マン」が固められ、
「トップとその仲間たち」のご意向で現場がメチャクチャに振り回され、
その結果実際とんでもないことになったとしても、
その責任はなぜか現場がとらされる…

こんなことが常態化しているのが日本社会かと思います。
これは政治然り、会社然り、全てにおいてこんな感じなのが日本です。

専門用語でこれを、
「無責任の体系」(トップが誰も責任をとらないシステム)といいます。

だからこそ、
「辞める」につながるのだとも思います。

弊社は、「現場力こそがすべて」という、
「徹底した現場主義」の思想のうえに会社運営を成り立たせています。

なので、「責任者=現場の長」でもあり、
こうした会社のスタンスが社内で一貫して感じられるからこそ、
離職率も低くなるものと思われます。

つまりは、「責任者がきちんと責任をとる」から、
みんな「あんまり、しんどくない」ということです笑

先ほどからあえて、
「会社経営」ではなく「会社運営」という言葉を使っているのも
こうした思想・意識に基づきます。

経営というと、なんとなく現場と乖離したようなイメージになってしまいます。

ですが、運営というとどうでしょう?
なんとなくですが、「現場と一体」みたいな印象にならないでしょうか?

今回は「人はなぜ辞めるのか?」を、
かなり持論満載の視点で考察してまいりましたが、
書きながら結構筆がスイスイ進んだので、
今後も「持論シリーズ」を定期的にアップしていきたいと思います。

ご拝読ありがとうございました!!!

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