業務委託のフリーウェディングプランナーの委託料の目安〜新規接客編〜
今回は、業務委託のフリーウェディングプランナーの
委託料の目安について、解説したいと思います。
仕事を依頼する側の婚礼施設(プロデュース会社)にとっても、
仕事を受託する側のフリープランナーにとっても、
参考になる内容だと思いますので、
ぜひ最後までお目通しください!
弊社サービス・プラスワンプランナーは、
サービスに関するあらゆるノウハウや情報を、
フルオープンにしていきたいと考えています。
ノウハウや情報を可視化することで、
「本当にそれを必要としている施設やプランナーに届く」と思うからです。
今後も出し惜しみなく、情報をアップデートしていきます!
委託料のモトとなる根拠
まず、委託料の元となる算出根拠に関して説明します。
詳細は、コチラの記事に詳しいので、
よかったらお目通しください!
ここではカンタンにまとめると、
ウェディングプランナーの委託料には、
業務に係る時間に対して、
その中間である平均値を算出すると、
ベテランであっても新人であっても
公平な根拠が出しやすいということです。
上の記事にもありますが、
これを「標準工数」なんかと言ったりします。
標準工数の具体例
とある工場での仕事をイメージしてください。
ベテランは15分で作業完了し、
初心者は45分かかる、
そこそこ慣れた人で30分、
時給を仮に1,000円とすれば…
本来、一番早く仕事が出来る人の方が
高いお金をもらえそうなのに、
時給換算すると、
ベテランは、1,000円*0.25時間=250円
初心者は、1,000円*0.75時間=750円
そこそこ慣れた作業者で、1,000円*0.5時間=500円
と、逆転現象が生じてしまいます。
これでは、モチベーションは下がるし、
ゆっくり、テキトーに作業した方がいいや、
となってしまいますよね?
これを避けるために生まれたのが、
『標準工数』という考え方です。
初心者で45時間、
ベテランで15分、
そこそこ慣れた作業者で30分、
この間をとると…
ちょうど、『30分』となります。
標準工数の工数とは、平たく言うと、『時間』です。
なので、この作業における平均時間は、
『30分=0.5工数』と決めることができるのです。
これを、「標準工数」と言うのです。
この考え方を活かして、
業務委託ウェディングプランナーの
委託料の詳細を見ていきましょう。
新規接客の場合の委託料

上の賃金テーブルにあるように一目瞭然ですが、
少し解説いたします。
「1.新規接客自体の報酬」」
まず先ほどの「標準工数」に基づくと、
一番上の「1.新規接客自体の報酬」には、
「工数(H)3」と記載があります。
これはどういうことかというと、
新規接客に係る時間の標準工数が3時間ですよ〜という意味です。
余談ですが、「新規2時間接客」を推奨している会場や、
その逆で、新郎新婦を長時間拘束し、「決めるまで帰さない!」という
強引な接客をしている会場もありますが、これらはひとまず脇に置いて考えてください。
一部の特殊な事例を除き、
全国平均的に、新規接客自体にはだいたい、
「3時間ぐらいかかっているもの」と考えてください。
「2.再来接客自体の報酬」
同じように、「2.再来接客自体の報酬」には、
「工数(H)2」と記載があります。
これは、新規で決まらなかったお客様が再度来館し、
再度カンタンな会場案内やより詳しい相談を行った場合の平均時間の目安です。
実際はもっとこれより少ないかもしれないですし、
もっと多くなるかもわからないですが、
「人や時と場合によりけり」といった曖昧さを除去したものが
「標準工数」であると捉えていただければわかりやすいです。
「3.申込手続きへの報酬」
次に、「3.申込手続きへの報酬」には、
「工数(H)0.5」と記載があります。
これは、いざ接客したお客様がめでたく成約いただける!!!
となった場合に係るであろう申込手続きの時間です。
契約約款のご案内から今後の案内、
ご署名に至るまで、もっと係る場合ももちろんあるでしょうが、
やはり平均値としてはこれぐらいが妥当という算出根拠に基づいています。
そして、この手続き自体を、
プランナーではなくアシスタントがやるよ〜という会場様などだと
この部分の委託料の支払いは当然必要ないですし、
プランナー側もこの案内をする手間が省けるので、
その分の報酬は当然なくても問題ないということになります。
「4.決定に対する報酬」
そして最後に、「4.決定に対する報酬」ですが、
ここには「工数(H)9」とあります。
これは他にもいろんな算出方法はあるのですが、
ここでは決定率に依拠して算出しています。
具体的には、
10回接客して何回決定に持ち込めるかという
平均の決定率を30%と仮定して算出しています。
この場合だと、10回*30%なので、
3回決定していると仮定しましょう。
先ほど、新規接客自体の接客時間は、
3時間が標準工数だと言いました。
これを基に考えれば、
この決定の3回と決定した際の接客時間の3時間、
これを掛け合わせた9時間という時間のみに、
委託料が発生するという考え方です。
これを、プラスワンプランナーでは、
「決定コスト」と定義しています。
この決定コストの算出の仕方は他にもいろいろと可能性が考えられますが、
もっとも公平でシンプルにわかりやすい方法をここでは紹介しています。
新規接客の委託料の合計
ということでここまでの合計工数を見ていくと、
「1.新規接客自体の報酬」=3
「2.再来接客自体の報酬」=2
「3.申込手続きへの報酬」=0.5
「4.決定に対する報酬」=9
仮に、再来なく、新規接客のみで決定した場合は、
1+3+4 を足して、 「12.5工数」となります。
また、再来ののち、めでたく決定した場合は、
1+2+3+4 を足して、「14.5工数」となります。
プランナー時間単価との関係
ここまでのご案内で、新規接客委託料の根拠となる
標準工数に関してはご理解頂けたかと思います。

ここで改めて上の表をご覧いただければと思いますが、
工数(H)の横に、プランナー時間単価という表記があるかと思います。
これは、業務委託ウェディングプランナーの時給を指すと考えてください。
先ほどの工数の合計に、
このプランナー単価を掛け合わされば、
「新規接客の委託料が算出できる」ということです。
また、右側の表には、2,500円のプランナー単価の表記があります。
これは、
「プランナーのレベルによって差をつけるべきは、
工数ではなく単価である」との弊サービスの考え方から、
わかりやすいように比較例を出しているものです。
新規が得意なプランナーの場合だと、
この右側の表がイメージとして適しているかもしれません。
「6.完全成功報酬の場合」
と、ここまで見てきて、最後に表の一番下にある
「完全成功報酬の場合」について触れたいと思います。
これは、その名の通り、
「決定した場合のみ委託料が発生する」という
「決定ベース」での委託料のイメージです。
上の表には、(1+3+4)*1.5と記載がありますが、
この1.5の部分を2にするのか3にするのかなどは、
会場様とプランナー側とで適宜柔軟に交渉設定してくださいというのが
プラスワンプランナーのスタイルです。
一律固定ではなく、委託する側の会場様にも、
受託側のプランナーにも、それぞれが納得のいく形で協議できるように!
との想いでサービス設計を組んでいるので、このようなカタチになっています。
最後に
今回は、業務委託として婚礼施設(プロデュース会社)が仕事を依頼する場合、
あるいはフリープランナーが仕事を受託する場合の
新規接客の委託料イメージを具体的に案内してきました。
ご理解いただけましたでしょうか?
ご不明点やわかりにくい点、
ここをもっと知りたい!と思う点があれば
ご遠慮なくご質問ください!
会場よし
プランナーよし
社会よし
のトリプルウィンの双方向型サービスを創っていけたらと思いますので、
ぜひご意見等もお聞かせください!
ここまでお読みいただき感謝!!!
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