成功する業務委託フリープランナー〜10の要素〜①
2022年も多くの婚礼施設様に大変お世話になり本当にありがとうございました。ありがたいことに今や大変多くの業務委託フリープランナーのご登録もいただき、皆様本当に頑張っていただいており感謝しています。
そこで、多くのプランナーと向き合ってきた弊社の経験から、「成功するフリープランナーの10の要素」を今年最後のテーマとし3回に分けて連載し、来年以降、業務委託フリープランナーを目指す多くの方々に見ていただきたいなと思います!
Index
1.小さくスタートすること
得意領域に特化すること
まずは最も基本的且つ最も大事な点がこの、「得意領域」に特化するということです。
具体的には、「新規接客」か「施行担当」かのどちらかに絞り込むということです。
これは、「わたしはどっちも得意で自信があるから、どっちもする!」
というのがダメということではありません。
そうではなく、はじめての会場で仕事をする段階においては、
業務や商品の把握をするだけでも本当に大変なので、
まずはどっちかに絞って「小さくスタート」し、
段階的にステップアップしていくことがとてもとても大事ということです。
この点、「いや、自分はどっちもできるから大丈夫!自分は万能型だから!」
などと思い込んで、あれもこれもと手を出す人は確実に失敗します。
重要なのは、謙虚に自分自身を捉え直す視点です。
一つの会場に専念すること
そしてこれも本当に大事な点なのですが、
一つの会場の一つの業務すら完璧に把握していない段階で、
複数の別会社の委託仕事を請け負う人がいますが、絶対にダメです。
今すぐやめたほうがいいでしょう。確実に失敗します。
何一つ満足にできていないなかで「あれもこれも」と手を出して成功するほど、
ウエディングプランナーの委託仕事というのは甘くありません。
例えるなら、「まだたこ焼きすら満足に焼けないのに、
お好み焼きや焼きそばも売ろうとする」といったようなものです。
なので重要なのは、一つの婚礼企業様にまずは専念して
業務を把握し遂行していくという姿勢です。
この点、例外的に、同じ企業様のなかで「1~2の複数会場」の業務を受けるというのは、
基本の業務フローやオペレーションが同じ場合に限りOKです。
確実にやってはいけないことが、「同時に何社もの仕事を受ける」ということです。
2.時間の余裕があること
時間がないのに「複業」は本末転倒
第二に重要なのは、当然のことではあるのですが、
「ウエディングプランナーの業務委託をする」時間がキチンと確保できることです。
本業も忙しく、子育ての時間もロクに確保できていないのに、
「ブライダルが好きだったから」
「諦めきれないから」
「だからもう一度、ウエディングプランナーの仕事をしたい!」
というのは、思うのは自由だけども、
絶対に成功しない、すなわち失敗する第一の前提となります。
最も大事なのは、「研修時間」の確保
また、「再びブライダルの仕事がしたい!」という気持ち先行型に限って、
「そのための研修時間の確保すら難しい」という最悪の状況が生まれることも、
よくありがちなバッド例の一つとなります。
新卒や中途採用でプランナーの仕事をはじめて経験したときのことを思い出してください。
「こんなに覚えることが多いのか?」
と圧倒されなかったでしょうか?
もっとも、新卒の場合だと3ヶ月程度はみっちりと研修時間があるので、
ある程度段階を経て業務を把握できる要素もあったかと思いますが、
「業務委託」のお仕事はそう甘くはありません。
当然のように「経験者であること」が前提となるため、
土台はあるものと認識したうえで、
「会場固有のルールや特性、商品知識、フロー」を把握していく必要があります。
特に昨今、婚礼専用システムやオンライン導入などをしている会場が圧倒的に多いので、
完全にすべてをアナログ手配で行ってきたプランナーさんなどは、
まずその特性やフローを把握するだけでも本当に骨が折れることが多いです。
ただこれもそれも、「ちゃんと研修に費やせる時間」さえあれば、
正直まったく大した問題ではありません。
なぜなら、「時間をかけて把握し、覚えればいい、慣れればいい」だけだからです。
だからこそ、「研修時間を確保できるかどうか」は死活問題であり、
これが確保できず、つまり置かれている現状をかえりみずしてただ単に、
「もう一度カムバックしたい!」という気持ち先行型の方は、今一度、
気持ちを整理し現実問題として「時間を確保できる環境をつくる」ことを
最優先することがとてもとても大事な第一歩となります。
3.返事が早いこと
すぐ返すと仕事がたまらない
これは本当に、よく言われ尽くしているほど言われることですが、
「忙しい人ほど返事が早い」というのは、至極本質であり、
もっとも大事なことの一つであります。
大体、お客様からのクレームの多くはこの、
「返事の遅さ」が原因となることも圧倒的に多いため、
そうしたプランナーには仕事が回らなくなってきます。
反面、返事が早い人にはドンドン仕事があつまるので、
もっともっと忙しくなってしまうのですが、そもそも返事が早いため、
「忙しい人ほど返事が早い」という状況が必然的に生まれる結果となるのです。
後回しがうまれない
また、「返事を早くする」ことで、
業務を溜め込まない=後回しが生じないといった良い循環が生じるため、
「すぐできることはすぐやって、時間がかかることに時間をかけられる」という
とてもよい仕事のサイクルと流れが生まれます。
忙しい人は経験則でこれらを肌身で実感しているので、
「すぐ返事をする」ということが習慣化し、自分の価値を高めていけるのです。
そして、そうしたプランナーにはつい、仕事をもっと頼みたくなるものともいえます。
4〜10の続きは残りの2編にて
さて長々とお読みいただきありがとうございます!
このあとの4〜10の続きは、明日以降の残り2編にてお伝えしていきたいと思います!
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